花組全国ツアー公演を横浜会場で観ました

まどか:れなです。今日は賑わう週末の山下公園を眼下に望む神奈川県民ホールで、宝塚歌劇団・花組の全国ツアー公演を楽しみました。すぐ近所の神奈川芸術劇場で観た時には、轟理事の相手役でリンカーン夫人を演じていた仙名彩世さんが、奇跡の逆転劇で花組娘役のトップに就任して、これがお披露目公演となっています。

神奈川県民ホール 宝塚歌劇団・花組 全国ツアー公演 
 2017年4月2日(日) 11時00分開演
 (1) ミュージカル 『仮面のロマネスク』 
     脚本:柴田侑宏 演出:中村暁
 (2) スパークリング・ショー 『EXCITER !! 2017』 
     作・演出:藤井大介
 出演:明日海りお、仙名彩世、柚香光、瀬戸かずや、水美舞斗、
    桜咲彩花、城妃美伶、高翔みず希 ほか


男役スターさんのうち、芹香斗亜さんと鳳月杏さんは別作品で大活躍中なので、主力級6人の中で4人が全国ツアーに参加しています。お芝居は4人でも役が足りないと感じるほどなので、大劇場~東京での再演は止めた方が無難でしょうね。もし上演予定に加えるとしたら、2組は役替わりを用意しないと維持出来ない気がします。

『仮面のロマネスク』は原作である『危険な関係』よりも時代設定を40年くらい後に移しているのと、結末を完全な別物に変更しています。原作通りだと主人公は決闘で殺害され、ヒロインは性悪な実像が露見して社会的な立場を失うばかりでなく、病気で容姿も崩壊する結末が待っているので、悪さばかり繰り返していると罰が当たるよ、という受け止め方も可能なお話なのですが、そんな教訓めいた要素は全て排除した内容の宝塚歌劇版ですね。

第2部だと余り気にならないのですが、明日海さんは何年経っても所謂「滑舌」が悪いまま進歩が無いので、相手役の発声に問題があると全体の印象が著しく劣化します。これまで気付かずにいた自分に驚くほど、実は仙名彩世さんの声が甲高くて、二人が会話すると緊張感に欠けた緩い場面になっていました。お芝居で最も大事なのは台詞ですから、それを明瞭かつ役柄に相応しい声で届けられないなら、プロの舞台で演じる資格は無いです。