雪組『るろうに剣心』は安心充実の娯楽作品

まどか:れなです。今日は東京宝塚劇場が連日超満員で、大好評上演中の雪組『るろうに剣心』を楽しみました。2月に大劇場で観劇して以来、私にとっては2度目の『るろ剣』でしたが、舞台公演との親しみ方や年代などを問わずに、幅広い層の観客が笑顔で劇場を後に出来る見事な娯楽作品だと、改めて魅力を確認した印象です。

東京宝塚劇場 雪組公演 浪漫活劇 『るろうに剣心』 
 2016年4月13日(水) 13時30分開演 
 原作:和月伸宏 脚本・演出:小池修一郎
 出演:早霧せいな(緋村剣心)、咲妃みゆ(神谷薫)、
    望海風斗(加納惣三郎)、彩風咲奈(斎藤一)、鳳翔大(相楽左之助)、
    大湖せしる(高荷恵)、彩凪翔(武田観柳)、月城かなと(四乃森蒼紫)、
    彩みちる(明神弥彦)、夏美よう、美城れん 《以上2名は専科から》 他


通常の紹介だと主要キャストには含まれていないものの、弥彦役の彩みちるさんは大活躍ですよね。バウ『銀二貫』では月城かなとさん演じる主人公の子供時代でしたし、新人公演では2作連続でヒロイン役を務めて、在団7年目に入った咲妃みゆさん、有沙瞳(同5年目)に続いて、4年目の彩さんが雪組娘役の中では主力級に進み出たと感じます。本公演では子役で目立つ位置に立ち、新人公演=ヒロインというのが、宝塚歌劇では若い娘役さんを推す際に王道のパターンで、今後どんな役柄を担って行くのか、彩(いろどり)さんの活躍に注目しましょう。

宝塚歌劇の上演作品に限定せず、2015年の最も優れた舞台公演に挙げる意見の出た名作『星逢一夜』まで残しながら、現在の主演コンビが誕生して以来、雪組の快進撃は勢いが陰りを見せません。不運があって苦しんだ音月さん舞羽さんの後に、リリーフ登板の壮さんと愛加さんが立派に立て直して、上昇ムードにも乗って登場した「ちぎみゆ」コンビではありましたが、お披露目『伯爵令嬢』~『るろうに剣心』まで、過去に匹敵する例を探すのが困難なほど、圧倒的な充実ぶりですね。大盛況の『るろ剣』さえ、今の雪組にはピークでないかも知れません。